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2023年9月20日(水)~10月1日(日)   12:00~19:00 

 

※ 26(火)27(水)は閉場9月23日は12:00-18:00のみ*、最終日10月1日は21時まで。

 *9月23日のトークイベント後の18時以降はWSイベントのため18時以降は予約された方のみ入場可能。

会場Studio Ghost (東京都葛飾区東四つ木4-5-2 )

参加作家:豊島彩花中島りかBeatrice Vorster三野綾子メランカオリ渡辺志桜里(常設)

​各作家のプロフィール詳細はこちらから

社会が要請する正しさと”私”が感じる正しさは必ずしも一致しない。その背反をどう乗り越えて、新たな次元へと到達するのか。霊的な存在である“私”と実存としての“私”を一致させるための、スピリチュアリティーの実践としての展覧会を目指している。

展覧会タイトルにある、Geist はドイツ語で幽霊や精神、霊魂という意味をもち、Ghostの語源である。Enclosureは囲い、封鎖、領域という意味や、スピーカーの外側の箱という意味でも使われる。「Geist Enclosure」で”精神と身体”、”個人と社会”とも解釈できる。これは二元論のようにも見えるが、二つの異なる器官が合わさることで新たな一つの有機体となり無限に拡張される。スピーカーの構造のように。

今回参加する作家はみな、それぞれ独自の方法を用いて美術というフレーム(enclosure)を活かしながら、自身のGeistを拡張させ続けるアーティストたちである。

展覧会ステイトメント

私たちの存在は偶然から発したものか、必然から生まれた結果か。 人間社会のほとんどの事象は必然から成り立っている。日々の生活や社会的な営みは、基本的に想像可能性(必然性)の範疇で執り行われている。さもなければ全くのカオスであり社会生活を営むことは不可能である。日常的な環境や自然も予測可能性のなかに含まれており、明日の天気や四季のサイクルなどを予測する。 しかし、時として全く予測不可能な出来事が個人、社会、自然とさまざまなレベルで起こる。これは偶然として認識され、幸運または不幸な出来事として振り分けられる。新型コロナなどは偶然の産物としての分かりやすい例えだと言える。 この偶然性とは一体なんのことか。私たちの存在は理由もなく偶然により世界に投企させられ死を迎えるその時まで、予測不可能な幸不幸に翻弄させられ続けるのか。 しかし、一見偶然に見えること、因果関係が見出せないことが、往々にして人生に深く関わってくることもまた事実である。 偶然とはその因果が認識できない必然であるとも言われる。確かに、すべての事象は必然であると言えるかもしれない。ここでは偶然の必然性について深くは語らないが、私が、今、ここで、生きていること、その根拠は存在しないのではなく、過去と未来の流れのなかの一時点として顕現している。そのアルケーを伺い知ることはできない。 その理由を知ることができないからといって、その流れ、必然から逃れることはできない。必然は偶然を装いながら私たちの目の前に現われる。死、病気、自然災害、思ってもみない幸運など。 日常の社会生活では偶然性をいかに排除し、環境を整備することが文明社会の題目であるといえる。現代社会のテクノロジーはあらゆるレベルで観測し、データを取り込み新たなシステムを構築し、管理していく。しかし現実に私たちの住む社会はより一層混沌とし、未来を予測することなど到底不可能なことのように感じられる。そのような中にあって、目の前の不条理をどのように受け入れ、超克していくべきなのか。 今回の展覧会では、”社会的な正しさと私の思う正しさとのずれ”をテーマにしている。それを認識することで、現代テクノロジーに依存した社会システムとは違った方法を、思考、倫理、行動規範の選択の余地として持つことができるのではないか。それはポスト・トゥルースと何が違うのかと問われると、起きている偶然的事象を観察し、偶然を必然として捉えること、必然的存在としての個人の生を意識し、それをさらに超え出ていくこと。必然的存在として認識するということは、その因果すべてを受け入れるということである。個人を超えた大きな流れとして自身を認識することで、新たなストーリー、世界を呼び込むことができると信じている。 本展覧会も、その一実践となれば幸いである。 三野綾子

イベント

                 

         

 

          

          

9月23日(土) 18時~「Merry Mabon!魔女の儀式って何だろう?」ゲスト:円香

円香と共に​魔女の儀式を実践するワークショップ

9月23日(土) 17時~ 出展作家と現代魔女の円香とのトークイベント(無料)

      

​※ワークショップは完全予約制で限定10名となります。

参加費は、現地にて 2000円お支払いいただきます。

18時よりMabonのサバトを行います。
要予約、儀式参加者以外の入場不可。
儀式中は途中入退場、撮影、録音、携帯電話の使用は禁止です。

予約ページはこちら >>> https://geistenclosure0923.peatix.com/ 

昼と夜がつりあう秋分。一年の収穫を振り返り祝う時。

 誘導瞑想やチャントの詠唱、スペルワークを参加者と行います。

炎を囲み、糸を紡ぐ儀式を行い、サバトや儀式について理解を深めます。』​

円香/MADOKA

現代魔女。XRデザイナー / アーティスト。
アメリカ西海岸のモダンウィッチクラフトを中心に紹介している。文藝、エトセトラ、ムー、Vogue、WIREDなどに現代魔女に関するインタビューや記事を掲載。

9月30日(土) 17時〜 音楽とパフォーマンスによる即興セッション 
出演:豊島彩花 & 野流

※パフォーマンス前後は機材準備・撤収があります、ご了承ください。

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野流は、人と人が出会い、音を紡ぎ、会話するための流動的な共同体である。楽器未経験者を交えた即興演奏ワークショップ、セッションイベント、ギャラリーでのライブ等の活動を行なうほか、アンビエントを軸にした音楽を制作している。

10月1日(日) 17時~ クロージングイベント:スペシャルパフォーマンス by 豊島彩花、谷本麻実 & ゲスト

投げ銭制。香川県志々島の大楠祭ために使われます。)

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谷本麻実

音楽家、打楽器奏者、作曲家。2022年、全曲オリジナルのリサイタル「ぽん」を成城ホールにて開催。2020-21年は屋上でおんがくの展覧会「ぽろろ」シリーズを季節ごとに開催。Renaissance Program 2020にて、ゆるやかに地域とアーティストをつなぐyuicco projectを創設、YHIAISM IDEA AWARD 受賞。

​スペシャルゲストに黒田将行、佐々きみ菜がパフォーマンス に参加します。
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黒田将行

1976年東京生まれ
2015年より山梨県北杜市の梅之木遺跡で竪穴式住居の制作と縄文時代の生活の再現を研究している。

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佐々きみ菜 
1995年 大阪府生まれ 
「うまれ」「祈り」「生と死」「胎内回帰」などをテーマに、4つの表現プロセスを実践する。素材研究を行い、テキスタイル作品のインスタレーションを行い、解体してコスチュームに再構築し、自ら着用して身体表現を行う。2015年より、大阪、京都、滋賀、長野などで活動。

◉メランカオリが在廊中は占いを行なっております。※冥王星が逆行中のため、不定期での開催となります。

◉豊島彩花が在廊中はゲリラパフォーマンスを行います。

​◉29日(金)は中秋の名月のためおだんご会をします。

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​企画:三野綾子

メインビジュアル:三野綾子

​デザイン協力:中島りか

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

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後援:Studio Ghost

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